記憶と海馬と認知症
こんにちわ!
三河知多老人ホーム・介護施設紹介センターの土井です。
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記憶と人間の脳の海馬が密接に関係していることをご存じの方が多いのではないでしょうか?
もちろん海馬が認知症とも関係していることもはご存じだと思います。
海馬はアルツハイマー型認知症になるとダメージを受ける場所です。海馬は形、匂い、音などに関連した様々な情報を取りまとめて、物事を記憶する仕組みに重要な役割を果たしています。日常的な出来事や勉強などを通して覚えた情報は、海馬で一度ファイルされて整理整頓されます。その後、必要なものや印象的なものだけが残り、大脳皮質に溜められていきます。大脳皮質は古い記憶を置いておくことところということになります。
また、海馬が記憶をする際に受ける刺激が強ければ強いほど長期記憶になりやすく、海馬に蓄えられた記憶を何度も出し入れすることで、記憶が定着しやすくなるといわれています。さらには、海馬は記憶とのコネクタのような役割を果たし、短期記憶のほかに、脳の別の部分にある過去の記憶から、必要なときに必要な情報を瞬時に引き出し、状況に応じて分析する役割も担っています。
こういったことから、認知症を患った高齢者は長期的な記憶ができない、過去の記憶から情報を分析し、状況判断ができないといったことが起こります。
残念ながら、認知症の根本治療方法や、メマリーやレミニール以降の新薬が開発が進んでいないのが現状です。
しかし、今日の認知症や脳の記憶研究に大いに貢献した人物がいることはあまり知られていません。
ヘンリー・グスタフ・モリソン(1926~2008)
今日の神経科学のの発展は彼のおかげだといわれています。彼は9歳の時に自転車事故によりてんかん発作を発症するようになり、27歳の時にてんかん治療のためにに脳の内側側頭葉の一部を切除しました。結果、それ以来極度の健忘症になり、新しい記憶を作れなくなった。彼のケースをもとに多くの研究と論文が発表されました。
私たち健常者からすると認知症は理解しづらいのかもしれません。身体機能は同じなのに、記憶や認知機能、判断力は全く違いがありますし、何より私たちの中に認知症ではなかった頃の父や母、祖父母の記憶があるからです。ですが、認知症になったからと言ってもすべてを忘れてしまったわけではありません。ただ、海馬の機能が悪くなって、思い出しにくくなったんです。昔の習慣や、その方の性格は変わらず残っています。
認知症になって出る症状や行動は人それぞれ違います。それは愛すべき個性なのかもしれないのではないかと思います。認知症でよくある、夕方になると帰宅願望が起こる夕暮れ症候群も昔の習慣や家族の夕飯の用意などその方の生活の習慣から来ているところもあります。
ただ、一緒に生活する在宅介護の場合、近い距離にいると肉親なので、感情がストレートすぎてお互いにうまく距離が取れず疲れてしまいます。そんなときは、ショートステイや有料老人ホームを考えて、いい距離が取れたり、休める環境を作りましょう。
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